イラスト

絵本「ルイスのぼうけん」【クリスマスの絵本】

あらすじ

街がにぎわうクリスマス・イブの夜、

ルイスはお家を抜け出して、

ウィンターワンダーランドへ。

りんごあめを買ってゴキゲンなルイスだったが、

涙を流している友だちのタイガを見かける。

タイガに話かけようとしたとき、

りんごあめをリスに奪われ、

追いかけた先で出会ったのは、不思議な箱とトリ……。

その箱には不思議な力があって、

なんと24日以内であれば好きな日に戻れるという。

ルイスは、大切な友だちのタイガの涙が

気になり、箱の力を使うことに。

大切な未来と、友だちの心を守りたい、

​ルイスのクリスマス・イブの冒険物語。

キャラクター、ストーリーについて

社会人になってから、

クリスマスのロンドンへ2週間の留学に行きました。

学生時代は勉強やアルバイトでなかなか行くことができなかったので、

憧れの初ロンドンに着いたときは感無量でした。

「スタッフォード・ハウス」という語学学校で、午前中が授業で午後が自由時間の

コースにすることで、語学の勉強をしながらロンドンの街を巡ることができました。

パディントン駅、ハリー・ポッターのキングス・クロス駅、プーさんのロンドン動物園、シャーロックホームズ博物館、チャールズ・ディケンズ博物館、マチルダのミュージカル……

憧れのお話たちの聖地を訪れながら、ファンタジーの種を探しました。

この話の主軸になった、「アドベント・カレンダー」の設定は、この留学中に思いつきました。

ロンドンに「フォートナム&メイソン」という紅茶のお店の建物があるのですが、

ちょうどクリスマスシーズンだったこともあり、その建物が「アドベント・カレンダー」になっていたんです。

 

そこで、アドベント・カレンダーをモチーフにした、タイム・リープのお話があったらおもしろいなとお話しを広げました。

キャラクターについては、

タイガとオリバーは、ロンドン動物園にいたトラとトリ、

メーロンはセント・ジェームズ・パークにいたリス、

ルイスはわたしの家族の猫のキサがモデルです♪

この作品に込めたメッセージ

生まれてくる場所は選べないけれど、

その人の近くにいるだれかが、

やさしい気持ちをあげることで、

明日を歩く勇気になると思います。

わたしもこれまでたくさんの人に「やさしい気持ち」をもらって、

それが明日に立ち向かう勇気にかわり、

未来に希望を持って、

生きることができました。

ルイスやタイガのように、

心に「やさしさの星」と「ゆうきの星」を灯して、

「きぼうの星」を抱いて明日を生きる子どもたちの未来を願います。

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木佐しょうこ
イラストレーター・翻訳家の木佐しょうこです!