英語のいろいろな敬称
ほのか
今回は、英語の敬称について、勉強しようね。
さやか
あ〜!英語の敬称だと英語には、Mr.やMrs.など、名前の前について「ミスター・スミス」や「ミセス・スミス」など、敬称を付けているのをよくみるよね。
ほのか
そうなの。でも実は、この敬称、ピリオドをつけない地域があったり、年齢や未婚既婚かによって、つける敬称が違うんだよ。
Contents
男性
Mr ミスター
ほのか
Mr. ミスター、結婚していてもそうでなくても使う敬称よ。ただし、アメリカ英語では最後にピリオドをつけて「Mr.」、イギリス英語では「Mr」と違いがあるわ。
さやか
そっか。じゃぁ、アメリカ英語⇨Mr. Smithで、イギリス英語⇨Mr Smithだね。
Sir サー
さやか
Sirって映画とかだとよく聞くよね〜!
ほのか
Sirは名前のわからない男性に対して使う敬称よ。
Mstr マスター
ほのか
MstrはMasterの省略形で、若い男性に対して使う敬称!
さやか
Mstrってマスターって読むんだね。
女性
Ms. ミズ
さやか
これはわたしでも知ってる!未婚、既婚関係なく女性の方に使う敬称だよね。
ほのか
そうそう、中学校で習うもんね。アメリカ英語では、ピリオドがついて「Ms.」で、イギリス英語では「Ms」になるよ。
Mrs. ミセス
さやか
結婚している場合は「Mrs.(ミセス)だね!
ほのか
そうそう!これも……
さやか
アメリカ英語では、ピリオドがついて「Mrs.」、イギリス英語では「Mrs」、でしょ?
ほのか
あっ正解!わかってきたわね(笑)
Miss ミス
ほのか
「Miss」は、未婚の女性や小さな女の子に使う敬称よ。
さやか
あっ!これも知ってる!ミス・ユニバースもこのMissなんだよね。
Ma’m (マーム)、Madam(マダム)
ほのか
名前のわからない女性に敬意を込めて使われる言葉です。年齢や、未婚、既婚関係なく使われるわ。
さやか
日本だと、すごく品の良い女性に使われるイメージだったけど、年齢とか関係なく使うんだね。
ほのか
そうね、わたしもイギリス留学でレストランに行った時に、「Madam」と言われたわ!一度だけ!(笑)
職業別の敬称
Dr.(ドクター)
ほのか
お医者さんに使われる敬称で、アメリカ英語では、「Dr.」ですが、イギリス英語では「Dr」とピリオドがつかないの。
さやか
マーベル映画の「Dr.ストレンジ」も、もともとお医者さんだったからDr.がついてルネ!アメリカの映画だから、しっかりピリオドもあるし!
Prof.(プロフェッサー)
ほのか
教授に使われる敬称よ。こちらも、アメリカ英語では、「Prof.」ですが、イギリス英語では「Prof」。
学校の先生は、Mr.とMs.
ほのか
学校の先生に対しては、例えば「Mr.Brown」、「Ms.Brown」のようにファミリーネームの前に敬称をつけて呼ぶことが多いわ。
さやか
思わずTeacherとは呼ばないように、注意しなきゃね。
敬称を翻訳するときに留意すること
Mr.やMrs.はそのまま、「ミスター・スミス」、「ミセス・スミス」のように訳す例もありますが、物語の中での登場人物の立ち位置によって、読みやすいようにアレンジします。例えば、立場によっては「スミスおじさん」、「スミスさんのおくさん」のようにしてもいいですし、「スミス先生」かもしれません。第三者を指しているのでしたら、「スミス先生」だけでは男性か女性か分からないので、「スミス先生という女の人」になるかもしれません。
読者が物語を読みやすいように、登場人物を日本語的に描写するのも翻訳の楽しみのひとつではないでしょうか。
海外の映画やドラマを字幕で見ているときに、この点を注目してみても面白いかと思いますよ♪
おわりに
いかがでしたか?
日常的に使われる英語の敬称ですが、実はいろいろ種類があることを知っていると、また英語が楽しくなるかと思います♪
ぜひぜひ、実際に活用してみてくださいね♪