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絵本の構成について【ページの数え方、ジャンル】

絵本を作りたい!!と思っている方に向けて、絵本はどんなページから構成されているのか、絵本の種類、人気の絵本についてご紹介いたします♪

絵本はどんなページから構成されているの?

絵本は、下記のページから構成されています。

表紙

裏表紙

背表紙

見返し……表紙と本文をつなぐ役割があります。

扉ページ……タイトルの載っているページのことです。通常は1ページですが、2ページ使う場合もあります。

奥付……この本の責任が誰に当たるのか、記載するページです。絵本が発行された日付や、発行の出版社・作者、©️(コピーライト、つまり著作権を持っている人物)が掲載されています。

絵本のページの数え方

絵本は、2ページの見開いたページを「1見開き」と呼びます。

絵本の向き

英語の本は左向きですよね!日本の絵本は「左開き」、「右開き」どちらの絵本もあります。文章や絵の方向性によってどちらにするかは決めます。

絵本のページ数

絵本のページ数は、16ページ単位など出版社によって決められています。

一番多いのは、24ページ32ページの絵本でしょう(表紙と裏表紙は数えません)

絵本づくりで重要なこと

絵本では、絵と言葉が一緒になったときに伝わるイメージを大切にします。

ですので、絵で伝えているところをあえて言葉でも伝える、というような反復を避ける傾向にあります。

1冊全体の物語の流れを考え、ページのつなぎを意識します。ページをめくりたい!!と思ってもらえるようなページ構成にしたり、ページをめくるリズムを考え、物語への期待感を高めます。

音読したときに、自分の物語がどう響くか、確認しながら声に出すのもいいでしょう。

言葉の繰り返しのリズム、絵の配置による絵や色のもつ効果も考えながら作っていくととても楽しいですよ。

絵本のジャンル

物語絵本

ぐりとぐら

物語の構成に、初め(物語の設定)、なか(出来事、変化)、終わり(結末)がある絵本

情報絵本

のりものえほん

絵と一緒に楽しく情報を得られる絵本

教育の絵本

ノンタン おはよう

ノンタンと一緒に「おはよう!」ごあいさつ

 

ノンタン はみがき はーみー

ノンタンと一緒にはみがき!

「おはよう」ってなに?「はみがきってどうするの?」、はじめてに触れる子どもたちにとって、絵本は楽しい教材にもなりますね。

メッセージ性の強い絵本

世界がもし100人の村だったら

平和へのメッセージを伝えるベストセラーです!

デザイン・アート絵本

あおくんときいろちゃん

作者のレオレオニさんはもと、デザイナーで有名ですよね!

読者参加型絵本

NEW ウォーリーを探せ

お馴染みウォーリーを探す絵本!!ページをめくるたびに、ウォーリーを探すという行為を読者が行うことができる参加型の絵本です。

ナンセンス・ユーモア絵本

ごろごろ にゃーん

「ごろごろ にゃーん」の掛け声で、くじらのような、イルカのような飛行機が登場する絵本です!

現実には未だないようなユーモアに溢れた楽しい世界を表現できるのも、絵本の魅力ですね!

そして、ジャンルにもよりますが、絵本でとても大切なのが「普遍性」です!

絵本は時代を超えて愛される作品です。

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木佐しょうこ
イラストレーター・翻訳家の木佐しょうこです!