絵本を読んでいると、ひらがなばかりの文章もめずらしくないですよね!!
ひらがなばかりだと、どこで区切っているかわからなくなる……そこで、使える手法が「わかち書き」なんです!
わかちがきとは?
「わかちがき」とは、ひらがなばかりの文章を読みやすくする方法です!
わかちがきには、単語や文節によるものがありますよ!
わかちがきのポイント1 自立語ははなして書く
わかち書きをするときのポイントのひとつ目として、自立語をはなして書きます。
自立語の種類
動詞、形容詞、形容動詞、名詞、副詞、連体詞、接続詞、感動詞
副詞
副詞とは、文章の中で他の単語の意味を詳しく説明する言葉です。
例:ゆっくり、きらきら、ずいぶん、かなり、とても
連体詞
連体詞とは、体言を修飾する品詞です!
例:ある、あの、この、あらゆる
例文:ある日、あの子
接続詞
接続詞とは、文を繋ぎ、それらがどのような関係かを表す語です。
例:だから、すると、しかし、けれどもなぜなら、または
感動詞
感動詞とは、感動、呼びかけなどを表す語で、普通は文頭にあります。
例:やれやれ、ほら、おや、あら、まあ、おお、あれ、ほいきた、よいしょ
わかち書きのポイント2 付属語は前の語に続けて書く
わかち書きのポイントの二つ目として、付属語は前の語に続けて書き、はなしません。
付属語の種類
助動詞、助詞
助動詞
助動詞とは、用言や体言などに付属して意味を添える語です。
例:せる れる ます
助動詞についてはこちらのサイトで詳しく説明してくださっています。
助詞
助詞は、言葉に意味を加える語です。
例:が の
助詞についてはこちらのサイトで詳しく説明してくださっています。
わかち書きの例
ここまで この きじを よんで くださり ありがとうございます。
わかちがきの やりかたは わかりましたか。
この ほうほうが わかると えほんづくりの はばが ひろがります。
この きじが すこしでも あなたの やくに たっていたら とても うれしいです。
たのしく えほんづくりをして くださいね。
※上記、「えほんづくりをして くださいね」の「して」は間違えやすいわかち書きです。「して」は「する」の活用で、わかち書きをしないんです。
(〜する、〜やすい、〜かもしれない、とき、〜のよう、〜くらい)などは、「つなげる語群といわれていて、はなして書くと意味が分かりづらくなってしまうため、わかち書きをしません。
まとめ
いかがでしたか??
「わかち書き」は、子ども向けの絵本でとっても活用できる方法ですから、ぜひ覚えて使ってみてくださいね♪